· 

大失敗!砂絵初体験(砂絵だけに諸行無常です)

 

こんにちは、机を砂で汚したくない

 

画家の青木鮎美です。

 

本日も自宅でできるアート体験シリーズということで

 

今回は砂絵にチャレンジしてみました。

 

初チャレンジなので、いきなり自分でオリジナルの作品を作るのは難易度が高すぎる

 

ってことで、砂絵セット「富士山~凱富士山~凱風快晴~風快晴~」を用意しました。

葛飾北斎の版画ですね
葛飾北斎の版画ですね

そもそも砂絵ってなに?

 

広辞苑に書いてありました。

「砂絵・・・手にした砂を少しずつ地上にこぼして描いた絵。日本では江戸時代、大道芸人が絵と字を書いて見せた。」

 『広辞苑 第七版 「砂絵」より引用』

 

そうですよね

やっぱり砂は外で扱うものですよね。

 

しかしあれから(江戸時代から)150年近く過ぎ去り

 

砂絵も自宅でできる時代になっていったようです。

 

では、さっそく江戸時代の大道芸人に思いを馳せながら、自宅で砂絵を体験してみましょう。

手順を項目別に書き出しました。

 

1.セット内容説明

 

2.砂絵の作り方

 

3.完成品を鑑賞

 

1.セット内容説明

砂絵セット
砂絵セット

 ・砂絵用シート富士山カット済(200×150mm)

・カラー砂スティク13色セット

・ミニジョウゴ

・メタリックフレーム(200×150mm)

・砂おとし用敷紙(A4サイズ)・・・ただのA4の紙です。

 

このセットとは別に用意した物

 

・正方形(100×100mm)の紙

 

・筆

 

・ピンセット

 

・はさみ

 

材料はこんな感じです。

2.砂絵の作り方

① 離型紙を一か所ずつシートをはがし、砂をまく。(色が濃い順に作業する。)

② 一つの色ごとにはみ出した砂は砂おとし用敷紙の上におとし、色ごとにあつめておく

 

③ 作り方の①と②を繰り返し完成させる。

 

④ メタリックフレームに入れて飾ってください。

【「砂絵 富士山~凱風快晴~」テキストブック 砂絵の作り方より引用】

 

なるほど、なるほど

 

ではさっそくとりかかりたいところですが、あともう一つ準備。

 

あらかじめ正方形にカットしておいた紙を

真ん中で山折りしたあと一度開いて

90℃回転して、また真ん中で山折りして開いて

砂落とし用敷紙を準備しておきます。

 

そして砂スティクの先端をハサミでカットして

離型紙を一か所ずつはがして、砂をまいていきます。

 

砂をまいた箇所を用意しておいた筆で伸ばしていきます。

ありゃりゃ

 

いきなり黒をドバッとかけたもんで、色の緩急がなくなってしまいました。

 

もう上からどんなに色をかけても最初につけた黒い色が消えません。

 

もしかしたらどうにかなるかもしれないので、作業を進めていきましょう。

進めていくうちにやたら細かい箇所があることに気が付きました。

 

これは手じゃはがせん。

 

ってことでピンセット用意しました。

 

だんだんと砂で机が汚れていく中、細かい作業は増え

 

正直次第に気力が萎えて(めんどくさくなって)きましたが

 

このまま砂を散らかしておくわけにもいかないので

 

最後まで頑張ります。

 

そして、1時間くらいでなんとか完成したものの

 

最初につけた黒い砂がどうにも気に食わなくなってしまい

 

ここからチカラ技に移ったのですが…

 

まず使用したのが木工用ボンド

 

「砂がつかないなら、接着剤つけちゃえば良くない?」

 

そういう考えのもと

 

木工用ボンドをきになる箇所につけ、上から好みの色に調合した砂を落としていきます。

 

こんな感じになりました。

もっさりとした印象になり

 

さっきより最悪だよ。

 

何度かやり直してみたものの

 

どんどん汚くなる。

 

じゃあもうこうなったら両面テープじゃい!

 

と両面テープを使用した結果

 

大失敗です。

 

メタリックフレームの出番はなく

 

 

3.完成品を鑑賞

するまでもなく

 

この砂絵は撮影後ゴミ箱に直行しました。

 

そんなこんなで、私の砂絵初体験は終わりました。

 

まあもともと、砂絵って風が吹けば消えてしまうわけですし

 

諸行無常を体験する良い機会になりました(強がり)。

 

結論から言うと、出来れば風のあまりない日にベランダやお庭なんかで遊ぶのがいいかな

 

という感じでした。

 

砂、散るしね。

 

カラー砂ステックが結構あまってしまったので、小さなお子さんがいる友人にあげたいと思います。