このホームページでは、絵描きとして活動する「青木鮎美」の作品等を紹介しています。
絵と絵本と豆本と
半径3メートルの出来事を
ブログに綴っています。
お知らせ
こんにちは
画家の青木鮎美です。
今日は4カ月前から進めていた実験がついに終わりましたので、
結果を発表したいと思います。
それは
実験は
●絵具を同じ条件で塗布したを水彩用紙を2枚用意
用紙1・・・窓辺の太陽光が当たる場所
用紙2・・・光の入らない押入れなどの暗い場所
この2枚を4カ月ほど放置して、絵具の褪色度合いを見る
という内容です。
実験は2022年8月14日~12月23日の
132日間で行いました。
2022年の6月頃に出会った一冊の本がきっかけで
この実験を行うまでに至ったのですが
その本のタイトルは
「鳥の描き方 マスターブック」ジョン・ミューア・ローズ著 森屋利夫訳 マール社です。
この本の中で筆者が水彩絵の具についての細かい分析や特徴を記載していて、
筆者は「配置する色を選ぶときは、絵の具の品質、耐光性、染色性(ステイニング)、粒状化、透明度、顔料単体との混色性などをよく考慮しよう。」
と記載しており、実際に自分が使用しているすべての条件をクリアした絵の具を列挙しているページがありました。
確かに、自分の使う絵の具がどの素材でどういう効果があって、どのくらい光に耐えられるのかは知っておいて損はないですね。
ってことで、さっそく実験報告です。
さあ2023年があけました。
今年最初の絶望を味わった画家の青木鮎美です。
「さあ」なんてせきたてるような言葉を使いましたが
人生とは長く連続した時間の流れの中にいることなので
あらためて区切りをつけられてしまうと
さて何かしたっけ?
という気持ちに襲われます。
ただ、私のことなので、そのとき目の前にあるやりたいことを夢中で打ち込んでいるうちに時が流れて今に至り、
きっと未来の自分も今の私と寸分たがわぬ気持ちでいるのではないかと思います。
ここは私のブログなので、私自身の話しばかりになってしまい
つまらなかったら申し訳ない。
といいつつ、自分の話。
そう「絶望」の部分について。
昨年末、今自分が手掛けている作品のサイズが違うかもしれないという不安に襲われ
まずはそれを確認したくても時は年末年始。
確認しようにもみなさん休暇中。
描きたくても描けない・・・
という状況は思っていたよりも簡単に私を「絶望」に落としてくれました。
気丈に生きてきたつもりですが、一瞬でいともたやすく絶望感でいっぱいの新年。
どうにかしたいこの性分。
そう、私は絵描きという生き方以外は苦手なのです。
えっ?
じゃあ絵描きという生き方が得意なのかって?
まさか
現状をご覧あれ。
ですが、今こうして絵を描くことのできる毎日が
私にとっては一番の幸福であることは間違いないです。
死ぬまで絵描き続けよ~っと!
では皆さま
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年1月3日
画家 青木 鮎美
早いものでもう年の瀬ですね。
先日、神奈川県立近代美術館へ内藤礼さんの展示を見に行ってきました。
この美術館を紹介してくださった方に、
「ここはロケーションも最高だよ」
と言われていたのですが、本当にその通りでした。