さてさて、そんなこんなで始まった「夏のアトリエ」
1日目から5日目までに起こった出来事を私目線でお伝えします。
なにぶん私目線なので、もちろん脱線します。
ご了承下さい。
1日目
初日はとにかく何を持参したらいいやらよく分からず
「普段使用している画材」
というざっくりな説明で準備開始
紙と色鉛筆を水彩用品と
ありゃりゃ
これは大荷物になるわ
こんなときのために用意してある
小さめの赤いトランクで
出発しました。
結局、画材は日を追うごとに増えていき
もう文房具屋さんになれるのではないかなという量に
それはさておき
板橋区立美術館に到着
若干緊張しながらワークショップが行われる部屋に入ると
そこには真新しいテーブルが並んでいました。
リニューアルに伴い、テーブルも新調したそうです。
そうなのです。
板橋区立美術館
2018年から1年と2カ月間、リニューアル工事していたのです。
そして私がちょうど訪れた時期がリニューアルからまだ2週間くらいしかたっていないときでした。
新築の匂いが漂う中、ついにディエゴ・ビアンキ先生と対面です。
前回のブログでも書きましたが、ディエゴ先生は自身もイラストレータでなおかつ出版者として国際的に活動されている方で
日本の反対側にあるアルゼンチンから約2日半かけて来てくれました。
この日に行ったことをまとめるとこんな感じです。
●ディエゴ先生が今まで出版してきた本や、行ってきた出来事をスライドショーや動画を交えて解説してくれる。
●持ってくるものとされていた「散歩の小さな記録」をテーブルに並べて一人づつコメントしながら全員で見ていく。
●区立美術館のそばにある植物園と東京大仏へスケッチに出かける。
●入選作品を見ながら、そのときのエピソードやなぜこの作品が選ばれたかを解説してくれる(ディエゴ先生は今年の審査員の一人)。
●一人一人、面談の時間を設けてくれて、自分が作成してきたポートフェリオ等を見せ、アドバイスをもらう。(参加者21名全員、日をまたいで一人20分弱見てくれました。)
以上、書き出すとこんなところです。
ディエゴ先生が残してくれた言葉等は、心に響くものがたくさんあって、結構ボリュームがあるので、別のブログにまとめて出しますね。
あっ、そうだった
私がこの「夏のアトリエ」に参加してようと思ったきっかけは
『ボローニャ・ブックフェア物語 絵本の町ができるまで』市口桂子著
という本です。
この本の中に「夏のアトリエ」のことが書いてあり、
さらにいえば、現在(2019年)板橋区立美術館で副館長の松岡希代子さんに興味津々だったのです。
松岡さんを初めて拝見したのは、昨年(2018年)の夏ころ
まだ板橋区立美術館が改装中で、成増アートギャラリーという会場で「ボローニャ展」が行われていました。
その年の受賞者の中に山田利明さんという絵本作家さんがいて、その方のトークイベントに、私は参加していたのです。
トークイベントは、成増アートギャラリー内ではなく、すぐ隣にある成増図書館の一室で行われました。
(その様子は板橋区立美術館の公式サイトから見ることができます。→対談「久しぶりのボローニャ・ブックフェア」)
そこにいたのが、松岡さん
全身からにじみ出る世界をまたにかける女性のオーラ
明朗な口調
素敵な人だな、と思いました。
そして近づいたら怒られそうだな、とも
私はそのトークイベントで紹介された
『あかいふうせん』という山田さんの描いた絵本のラフ(下書き)を読んで、そのオチに感動して本を購入したのです。
そしたらですよ
本を購入した方に山田さんがサインをしてくれるっていうじゃないですか
さっそく本を購入して、図書館に戻り、恐る恐る松岡さんに話しかけると
「あとでショップの方で行いますので!」
と、一言
こえ~
こえ~よ
と一人ぶつぶつ呟き
スゴスゴと図書館を後にして
言われた通り会場ショップでそのときを待ちました。
その後はお話する機会もなく、ボローニャ展で受賞すれば松岡さんに名前が憶えてもらえるんだな、と遠くを見つめながら思っていました。(←どんだけ好きなのよ)
そして、この本に戻るわけです。
なんとそこには、毎回「夏のアトリエ」に呼んでいる講師は松岡さんが選んでいるとのこと!
わおっ!
俄然、「夏のアトリエ」に参加したくなり、応募に至りました。
そして、松岡さんが選んできたディエゴ先生に興味がいっぱいなまま、ワークショップは進みました。
そしてこれから私は、大失敗を繰り出していくのですが・・・
今回はここまで
次回、「ボローニャ展2019「夏のアトリエ」に参加してきました~レポートその3~」に続きます。
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