先日、大好きな絵描きの星島澤子さんのアトリエへ遊びにいきました。
そこで一緒に絵を描いたのですが、星島さんにお借りした水彩絵具が、まぁとても良くて、色の付き方も伸び方も固着力も素晴らしくって
メーカを控えておいて後日その商品(「GARAN DACHE(GOUACHE)/Swiss」)を探してみたのですが
どうやら日本では販売していないことが分かりました。
ちなみに、星島さんのアトリエで描いた絵はこちらです。山吹・・・と、名前聞いたけど忘れちゃった花です。
モチーフにと、自宅の庭に咲く花を切って用意しておいてくれてました。
星島さんとは半世紀近く年が離れていますが、絵を描くものどうし、年は関係ないのだなと感じます。
星島さんと出会えた私は幸せだと心から思います。

話を戻して、その水彩絵具と同じような種類のものを世界堂新宿店で探すことにしました。
まずは透明水彩のコーナーを自分で探してみましたが、やはり見当たらず
お店の人に聞きました。
「ああ、この商品はうちでは取り扱いはないです。ただ、これはガッシュですよね?不透明水彩はこちらです。」
と、その不透明水彩が売られている売り場まで案内してくれました。
この間、私は密かに衝撃を受けていました。
GOUACHE=ガッシュ=不透明水彩
このとき、頭の中の線と線が繋がりました。
ああ、ほんと私頭悪い
いくら透明水彩をあたってみても、ないわけです。
ガッシュだったんじゃん
GOUACHEって書いてあるじゃん
自分にビックリしたところで、売り場を物色していたのですが、不透明水彩自体を1本も持っていなかったのと
初めて使用するものなので、冒険してみたくなりました。
自分じゃ絶対に手には取らないであろう色が入った24色セット、15分くらい悩んで
「DESIGNERS GOUACHE/WINSOR&NEWTON」を選択。
16,000円近くしました。
水彩の色はあまり色を混ぜないで使用するので、色の発色はこだわりたいところです。
といっても自分で色を作るとかはしません。
餅は餅屋です。
なので、絵具の値段はあまり深く考えず購入するように心がけています。
さて、外出用に持ち歩きたいので、世界堂から出ているアルミのパレットも購入しました。
自宅に戻り、さっそく買ってきた絵具を開封しました。
売り場で見たときは、ビニール舗装されていたため、中を見ることができず、どんな色が出てくるのか楽しみです。
箱を開けてみると、パンフレットが入っていました。
その下に絵具

色は以下の通りです。
白
・PERMANENT WHITE 37㎖
黒
・IVORY BLACK 37㎖
黄系
・LEMON YELLOW 14㎖
・SPECTRUM YELLOW 14㎖
赤系
・ORANGE LAKE DEEP 14㎖
・SPECTRUM RED 14㎖
・ALIZARIN CRIMSON 14㎖
・BENGAl ROSE 14㎖
・MAGENTA 14㎖
・SPECTRUM VIOLET 14㎖
青系
・CERULEAN BLUE 14㎖
・COBALT BLUE 14㎖
・ULTRAMARINE 14㎖
・PRUSSIAN BLUE 14㎖
緑系
・OLIVE GREEN 14㎖
・PERMANENT GREEN LIGHT 14㎖
・BRILLIANT GREEN 14㎖
・PERMANENT GREEN MIDDLE 14㎖
・VIRIDIAN 14㎖
茶系
・NAPLES YELLOW 14㎖
・YELLOW OCHRE 14㎖
・RAW SIENNA 14㎖
・BURNT SIENNA 14㎖
・BURNT UMBER 14㎖

パンフレットに書いてあった他の絵具の種類はこんな感じです。
絵の具をパレットに出してみました。

翌日、固まったことを確認して、スケッチに出かけました。

発色、良いですね。
このときはまだ、パレットに絵具がちゃんと固着していたのですが、さらにその数日後、パレットから絵具が剥離していました。
原因が気になり、世界堂に問い合わせをしたところ、ガッシュは透明水彩に比べて顔料に入れる固着剤の量が少ないので、そもそも透明水彩のように、外出用のパレットに固まらせて持ち歩かない、とのことでした。
外出先に持って行けないのは残念ですが、これはしかたないですね。
何か他に良い方法がないか、模索してみます。
アルミのパレットは水はけがとても良くて、プラスチックよりも私は好きです。
絵具の発色は星島さんのアトリエでお借りした水彩絵具(「GARAN DACHE(GOUACHE)/Swiss」)に比べると、伸びと固着力に正直劣りますが、乾いた後で作品を見ると、色の発色がとても綺麗です。
これから作成する作品にどんどん使用してみようと思います。
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