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小説『バガージマヌパナス』 著作・池上永一

どんどん絵とは関係のない方向にいくこのブログ。

 

今日は今まで読んだ小説の中で、マイベストの小説について書きます。

 

小説のタイトルは

『バガージヌスパナス』

作者は

池上永一さんです。

この小説は1994年に出版されました。

今から24年前ですね。

 

お話の内容は

19歳の綾乃が86歳の大親友オージャーガンマーと遊び暮らす日々から始まります。

しかしある日、綾乃の夢の中に神様が現れ、綾乃にユタ(巫女)になるように命じます。

事態は急展開するかと思いきや、全力で神様から逃げ回る綾乃。

「あーっ!ワジーワジー!」

 

そう、この女

どうしょうもないんです。

楽園ぐらしに心底満たされてしまい、一生このままでいいと

アクセク働きたいやつは、日本(本州)へ行って働けばいいと

大親友のオージャーガンマーと毎日ユンタク(お喋り)すれば全てが満たされてしまうという

無気力と自堕落を地でいく女、それが綾乃です。

 

対するオージャーガンマーとは、どんなオバァなのかというと

綾乃からプレゼントされた左右色違いの子供用サンダルを”ピュピュ”と鳴らしながら履き

オレンジ色の髪(綾乃が染めた)を逆立てながら(オシャレでなく寝ぐせ)登場します。

ちなみに、日によってはパンツはいてないそうです。

 

この二人の相性が抜群で、年配のオージャーガンマーを綾乃は慈しみながら過ごすのかと思いきや、裏切る、裏切る。

綾乃、ひでぇ

 

オージャーガンマーも、裏切られたときには「ヒジュルー、ヒジュルー(この薄情者)」と叫ぶものの

翌日には何もなかったかのように、また綾乃と過ごしてしまう。

 

そんな二人が豊かな自然に囲まれた沖縄という島で過ごした日々のお話でもあるんです。

 

そしてこの小説の主人公、綾乃

 

似ているんです。

 

幼馴染の私の親友に

 

以下の文章はあくまで私の創作話です。

 

20年くらい前

あるところにA美さんという17歳の少女がいました。

 

A美さんは

 

超バカでした。

 

そしてそのA美さんの幼馴染で親友でもあるB子さんも超バカでした。

 

そんな二人がある日の深夜、いつものようにB子さんの自宅にいました。

 

「そうだ、映画を観よう」

 

二人の意見が一致したので

映画『セントラル・ステーション』を借りに「GYAO!(ギャオ)」へ行こうと準備を始ました。

 

じゃあ出かけようかと部屋を出ようとすると、その親友B子さんがA美さんにあることを伝えました。

 

「メガネをかけるとブスになるから外して」

 

その頃のA美さんの視力は裸眼で両目0.03くらい

 

そして自転車二人乗りで出発。

 

運転してたのA美さんです。

 

しばらくすると

 

後部座席でタバコをふかしているB子さんからある言葉が

 

「車こないから、道路の真ん中走って大丈夫だよ」

 

道は下りの坂道

 

2車線ずつあるわりと大きな道路でした。

 

言われるがままに道路の中央を走り、二人は自転車ごと飛びました。

 

事態の把握に数秒かかり、気がつけばそこは中央分離帯。

 

どうやら、中央分離帯の中に設置されているコンクリートのブロックに激しくぶつかり

横転したもようです。

 

目の前をタクシーが通り過ぎます。

 

「A美!大丈夫!?」

 

親友のB子さんの声が聞こえ、二人で自転車を起こして急いでその場を去りました。

彼女の手には、吸いかけのタバコがしっかりと挟まれたままでした。

 

幸いなことに二人とも大きなケガもなく、B子さんの家へ帰宅

 

今日の出来事を日記に綴ろうということになりB子さんは日記帳に、A美さんはルーズリーフかなんかに書きました。

 

A美さんはその日の日記のタイトルに「死春期」とつけ

親友が最悪で死にそうになったというようなことを書きました。

 

さて、日記を書き終わり、親友のB子さん書いた日記をチラッと覗くと「A美がバカで・・・」

とかなんとか書いていたので、A美さんは読むのやめました。

 

以上、私の創作話でした。

ところで私の親友にモデルになってもらい描いた絵がこちらです。