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展覧会で展示中です!【ACT主催グループ展「stella nova 9(ステラノヴァ)」】

こんにちは

 

画家の青木鮎美です。

 

ブログを書くのは久しぶりです。

 

現在、ACT主催グループ展「stella nova 9」

 

会期中です。

都内の住宅街に突然現れるこの建物がアクトアートコンプレックスセンター(会場)です。
都内の住宅街に突然現れるこの建物がアクトアートコンプレックスセンター(会場)です。

なので

 

少しこの展示会について、書きます。

 

今回のメインとなる展示は

 

このHPでも掲載している「あさごち」です。

 

このお話は、コロナ渦の中で次々に展覧会が中止になる中、

 

鬱々としてきた気持ちを吹き飛ばすためにも、

 

なんとなく始めた連載でした。

 

6月頃に今回のこの展覧会が決まり

会場の入り口です。この入口を入ってすぐ右にある階段を上がると、展覧会場があります。
会場の入り口です。この入口を入ってすぐ右にある階段を上がると、展覧会場があります。

これもまたなんとなく

 

目標として、この「あさごち」を形にしたいという思いが湧いて出てきました。

 

その間にも、いろいろとうまくいかないことが山ほどあり、

 

なんとなく

 

で、始めていたこの「あさごち」だけが、形になりつつありました。

 

展覧会の期日が迫る中、あらゆる計画が失敗に終わり、

 

もう残された時間が少なくなり、今できるパフォーマンスはなんだろう

 

ということを考えて

 

ようやく、「あさごち」の豆本づくりに着手しました。

 

ただこちらも、とても時間のかかる作業が多い上に

 

納得のいく本がなかなか出来ず

 

何度も試作を繰り返し

 

展覧会当日まで制作して

 

完成品を無事に展覧会場に並べることが出来ました。

 

本当に今年は、なんて年だろうと思いつつ

 

無事にこの「あさごち」を一つの形として残せたことに

 

まずは安堵しています。

 

そんな豆本さんですが、いまどんなお気持ちなのでしょうか

 

ちょっと聞いてみましょう。

 

こんにちは、豆本さん。

豆本「あさごち」さんです。
豆本「あさごち」さんです。

豆本「こんにちは。初めまして、豆本です。

 

えっ? 

ああ、サイズ小さいと、声も小さくなるんですね(笑)

 

豆本「はい、もうBODYがそういう仕様なので

 

腹の底から声出したとしても、たぶん普通より少し小さいくらいの声になってしまって。

 

私が話せば話すほど、皆さんとの距離近くなるので、会話をすればするほど心身ともに近づくことができて、

 

一石二鳥かなって。あれ?使い方あってます?(笑)

 

あはは

 

なかなかユニークなことをおっしゃいますね。

 

いろいろとありましたが、無事に展覧会場で販売されて、本当に良かったですね。

 

今のそのお気持ちを聞かせてもらえますか?

 

出荷前に梱包される豆本さん
出荷前に梱包される豆本さん

豆本「はい、そうですね。

 

今回私を制作するにあたり、アユミさんのこだわりが随所にあって

 

●1冊1,000円(税込)

[どんなにクオリティーを上げても値段を変えない]

 (※物価高のあおりを受けて2023年7月現在、1,200円(税込)とさせていただきました。ご了承ください。)

●表紙にグラシン紙をまく

[手触りを大事にしたい]

 

●印刷用の紙は妥協しない

[気に入った紙の厚さと発色が出るまで、紙を探す]

 

これらをとても大事にされてました。

 

ただ、何度制作しても、思ってたのと違う

 

という状況が続いて、苦しい戦いを強いられているようでした。

 

わたしとしては、もうここらでいいんじゃないかな?と思うこともあったのですが、

 

アユミさんが納得していないものは販売できないの一点張りで。

 

あのときのアユミさんの目は完全に職人のソレでしたね。

 

頑固なのはいいのですが、納期に間に合わないというのはプロとしての姿勢を問われることでもあるし、

 

少なからず楽しみにしていただいている方がいることを忘れないでほしいですね。

 

・・・・はい、すいませんでした。

 

芯を食ってるだけに、グサッと心に突き刺さってきました。

 

・・・・・・・・・・

 

気を取り直して!

 

今回の展示のメインともなっている豆本さんですが

 

今回の展覧会で、ここは「見て欲しい」みたいなこととかあったら、お話ししていただけますか?

 

会場に並べられる豆本さん
会場に並べられる豆本さん

豆本「はい、今回の展示でメインテーマとしているのが、今年アユミさんが作成した『あさごち』という作品です。

 

このお話はコロナで迎えた【最悪の春】がテーマとなっています。

 

【最悪】という言葉が付くと、聞こえが少し強くて怖いようなイメージがありますが、

 

そんな最悪な状況でも、それを受け入れて、また進んでいこうとする人間の強さを描きたいと

 

連載をスタートさせ、

 

そのお話を一つの形として残したいという思いから、

 

今回初めて自分で本を作ろうという発想に至り、私が出来上がりました。

 

今回の展示では、この『あさごち』の世界観をより感じていただくために、原画を展示しています。

 

小スペースではありますが、今年一年のアユミさんの想いがつまった展示です。

 

是非、ご覧になっていただけると幸いです。

ありがとうございました。

 

豆本さんの想いが、皆さんに伝わったと思います。

 

それでは豆本さん

 

本日はありがとうございました!

 

豆本「ありがとうございました。

 

では、最後に、展示会の情報と

 

今回会場に行くのは難しい、という方にお知らせです。

会場に行くのは難しい、という方

 

ネットの方から作品を見ることが出来ます。

 

同時に販売もしております。

 

●ACT主催グループ展「stella nova 9」[会期11/17-11/29 購入受付 11/29 17時まで]

 

※全て1点のみの販売になりますので、売り切れの場合はご了承下さい。

 

さらに、今回は主催のACT(アートコンプレックスセンター)さんが

 

会場の様子をYouTubeにアップして下さりました。

 

●ACTグループ展「stella nova9」youtube

 

私の展示は6:52あたりから始まります。

 

●展覧会情報

展覧会名/ACT主催グループ展「stella nova9(ステラノヴァ)」

アクセス/〒160-0015東京都新宿区大京町12-9 2F、ACT2

・丸の内線「四谷三丁目」駅【出口】、徒歩7分

・JR総務線「信濃町」駅、徒歩7分

※住宅街の中世ヨーロッパ風のレンガ造りの建物です。

TEL/03-3341-3253

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

 

今年、最後の展覧会となってしまいましたが

 

出来るかぎりのことを精一杯に出来た1年だったと

 

今はすがすがしい気持ちです。

 

今回の展示には、今年の精一杯を込めこんできましたので

 

ぜひ、どんな形であれ

 

ご覧になっていただけると、とても嬉しいです。