11月のとある平日
個展終了のご褒美として
ムーミンバレーパークへ行ってきました!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=732x10000:format=jpg/path/sd81dd69b63c29472/image/icd8c5b733262acac/version/1574913052/image.jpg)
今回はどういう風にこのブログを書こうかと考えていたのですが
というのも
今回、初めて行くのと、情報が少ないので、あまり効率よくは回ることが出来なかったのです。
楽しかったのです!
楽しかったのですが!
あああーーーーーー!!!
今これか!
この体力ゲージが残り3分の1の状態でここに来たくはなかった!
というようなことがあり
このブログを訪れた方には、せめて後悔のないように回っていただきたい。
ということで
青木流
「ムーミンバレーパークのおすすめコースを考査する」
を極力ネタバレなしに開始したいと思います。
まずですね
ムーミンに関心がないという方でも
行く前にこれだけは押さえておいてほしいものがあります。
それは、この絵本
『それから どうなるの?』(講談社)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=733x10000:format=jpg/path/sd81dd69b63c29472/image/if871fc72b76751aa/version/1574913104/image.jpg)
これを先に押さえておくだけで、このムーミンバレーパークに対する満足度がググっと上がります。
なぜかというと、それは是非、園内にある「コケムス」3Fへ足を運び納得していただきたい!
※コケムスは(フィンランド語で「体験」の意味)
そしてもちろん、ムーミンの魅力と言えば、トーべ・ヤンソンさんの書いた原作ムーミンシリーズ!
これを全部読んでから行くと
もうノックアウトされます。
これだけ言えばお気づきかと思われますが、私はムーミン原作派です。
そんな原作派の人が前情報なしにこのコケムス3Fへ足を運ぶとどうなるか。
「うそっ!
こんなエリアが現実に存在しているなんて…
ここ天国じゃないよね
私、死んでいないよね!!?」
死んでませんでした。
生きてて良かった。
嘘偽りのない、私の感想です。
そしてこの3Fにあった展示の中で1番感動した箇所がありました。
これは原作を読まれている方なら、この展示を作られた方々の心意気にやられるはずです。
皆さん、「モラン」をご存知でしょうか?
ムーミンのお話の中には、大きく分けて陰のキャラと陽のキャラがいます。
相反しているようで、じつはどちらも同じく陰と陽を持ち合わせているのがムーミンに出てくるキャラクターの最大の魅力なのですが、この「モラン」に関して陽の部分はありません。
ここで『ムーミン童話の百科事典』(講談社)から、「モラン」についての解説を見ていきましょう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=535x1024:format=jpg/path/sd81dd69b63c29472/image/i17e860df8d85a848/version/1574917966/image.jpg)
「世界でいちばんつめたい、大きな灰色の女のまもの。
(中略)
モランはいつもひとりで、ほとんどものをいわず、モランの実体はだれにもわからない。
(中略)
モランは人々にきらわれ、孤独である。そのためあたたかみを求め、暗やみにともる火やあかりによっていく。」
はい、悲しくなりました。
そうなのです。
モランは悲しい女なのです。
そんなモランを、私は他人だと思えず、いつも切なくなります。
モランは原作の小説(『ムーミンパパ海へいく』)で、ムーミンとの交流により少しずつ変化していきます。
![左がモラン、右がムーミン。(MOOMIN EXHIBITION from Tampere Art Museum Moominvalley 2014-2015 POSTCARDより引用)](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=341x10000:format=jpg/path/sd81dd69b63c29472/image/i37c45e0bd5d49d2b/version/1575343274/image.jpg)
そんなモランへ
まさに敬意を表した展示がありました。
この展示に関わられたすべての皆さま、そしてトーベに
私は心から感謝の意を述べたいと思います。
そうして本題からずれてしまったこの体験記は、次回に続くのでした。
(やべー、長くなるぞこれ)
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