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ピュアマット(Pure mat)―額装用マウンティングボード

 

先日

 

急遽、絵を額縁に入れることになったので

 

自宅にある使用していない額縁を探し

 

マットを準備することにしました。

 

ということで、今回のブログは自己流で行っているマットカットの方法と

多少ですが、絵の保存について書きます。

 マット用紙ですが

 

以前関わっていた仕事が絵画の保存関係でしたので

 

紙の保存については少し知識があり

 

今回使用したマットは

 

「額装用マウンティングボード」

Pure mat[ピュアマット]/㈱TTトレーディング

 

という中性紙を用いたマットを使用しました。

なぜに中性紙?と思いますよね。

紙の種類には、「酸性紙」と「中性紙」と呼ばれるものがあり

「酸性紙」は紙が経年による劣化がおきやすい

「中性紙」は紙が経年による劣化がおきにくい

ということで、紙の保存には「中性紙」を使用したものを使用した方が良いということです。

詳しく話すと、このブログで10回分くらいの分量になるので、ものすごく簡単な説明にとどめました。

 

 紙の保存については、私も常に勉強中なのですが

 

皆さんにご紹介できるほどの専門的知識が乏しいので

 

ここではあくまで

 

私のおススメとして

 

ご紹介させていただきます。

 

今回使用した「ピュアマット」ですが

  

値段は卸している会社に応じて多少変わります

共通して言えることは、通常のマットより高いということです。

また、卸している会社も多くはありません。

私は神保町にある「muse」という紙専門店で購入しました。

 

おおよその価格ですが、サイズと紙の厚さに応じて価格が異なります。

Pure mat[ピュアマット] 

色は白」「アンティークホワイト」「オフホワイト」「クリーム」の4種類

厚さは「0.45㎜」「薄口」「厚口」「特厚口」の4種類

 

今回私が使用したのは「クリーム」「特厚口」

価格は

1,100×825㎜ 1枚  約3,500円  

1,100×1,600㎜ 1枚 約8,500円 

 

私は「muse」というお店で1,100㎜×825㎜を4切カットしたものを送付してもらいました。

(※紙が大きすぎる場合は小売りしているお店等で別途料金がかかりますが、カットもしてもらえます。

小売店で購入するメリットは、実際に商品を見ることができることと、個別のニーズに対応していただけるところです。

10枚単位で購入する場合は価格等、製造元に問い合わせすると良いかと思います。)

 

さらに保存の能力を高めたい場合は、この額縁の裏板にはめる板と同じサイズのマットをもう一枚用意します。

そして、額縁に入れる際に、

マット→絵→マット→裏板の順に入れて下さい。

 

さらに保存能力を高めたい場合は、「調湿紙」という紙の中に調湿材(湿度に対して敏感な無機粉体)

を抄き込んだ中性紙を間に挟むとなお状態が良くなります。

 

額装の順番は

マット→絵→マット→調湿紙→裏板

 

「調湿紙」、 今はSHCペーパーという名前で㈱TTトレーディングで販売しております。

価格は

SHCペーパー100g/m2 1,100×800㎜(10枚) 約4,500円

 

次回はこのピュアマットを「OLFA45°」を使用してカットしていきます。

 

次回「オルファ マットカット45度(OLFA45°)~混乱編~」へ続きます。