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東京新聞のコラム「筆洗」(2019年12月12日付)で紹介されたちびのミイの言葉についてだが

一昨日、東京新聞のコラム「筆洗」にくぎ付けになりました。

 

フィンランド首相に最年少三十四歳のサンナ・マリーンさんが就任

 

もはや女性です、というのは時代遅れかもしれない。

 

しかし、やはり同性で同世代の女性にとったらなんて心強い出来事!

 

いや、ちょっと待て

 

くぎ付けになったのは、そこではなく

 

この話はフィンランド首相になられたサンナ・マリーンさんの幼少期の生い立ちから、彼女がいかにして政治にむかっていったかを伝える記事なのだが

 

問題はその前半部分

 

このお話

 

フィンランド作家トーベ・ヤンソンさんの『ムーミン谷の仲間たち』と絡めて書かれており、その文章を読むとなんと先週私がブログに上げた「ムーミンバレーパークのおすすめコースを考査する~その2アトラクションとおすすめ本」の中で紹介した顔の見えないニンニという子の話が出てきて、私はその中でニンニに対してちびのミイが言った言葉を紹介したのです。

 

「たたかうってことをおぼえないうちは、あんたは自分の顔はもてません」 

それで、ほぼ1週間後に東京新聞で書かれていた記事がこちらです。

以下、「東京新聞 筆洗 2019年12月12日」より引用

 

フィンランド作家トーベ・ヤンソンの『ムーミン谷の仲間たち』に「目に見えない子」が出てくる。女の子の名はニンニ。人から皮肉を言われ続けたせいで顔が青くなり、色あせ、ついには見えなくなってしまった▼ムーミンママの薬によって、少し回復するのだが、顔がなかなか見えてこない。ムーミンの仲間で遠慮のない性格のミイはいつもおどおどしているニンニに腹を立てる。「たたかうってことをおぼえないうちは、あんたには自分の顔はもてません」▼内気なニンニを思いだしたのはヘルシンキ生まれのその女性も少女時代、自分を「透明人間」のように感じていたと語っていたからである。フィンランド首相に選ばれたサンナ・マリーンさん。三十四歳は現職の首相としては世界最年少という▼幼いころ、両親が離婚し、母親と母親の女性パートナーによって育てられたそうだ。同性カップルである。貧しく、当時の感覚では風変わりに見えた家庭のことを少女はあまり人に話したくなかったそうだ。「透明人間」の理由はこのあたりにある▼もっともそういう家庭が少女を政治に向かわせたのだろう。「平等、公平、人権」に重きを置いた政治を訴えている。その大切さを育った家庭と苦しい生活の中で身をもって学んだ▼タフで率直な物の言い方をする人と聞く。現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい。 

え~!

 

そんなことってある?

ニンニが出てくるところまでは、まああることかなって思うけど、ミイの言葉まで一緒って…

 

このちびのミイの言葉をほぼ同じタイミングでメディアに出すってどれだけの確率だろう。

 

私の記事を参考にしてくれたのだろうか

 

それは、嬉しいことでもあるのと、やはりトーベ・ヤンソンさんの残したこの作品は多くの人を勇気づけ、そしてその中で、「あなたとは誰ですか?」という疑問を残してくれる文学作品なのだと、改めて実感しました。

 

ムーミンのお話は児童文学という枠の中で存在していますが

そもそも、児童文学とされる書籍は、そんなものでくくえる種類のものなのでしょうか。

 

私は優れた文学作品に、対象年齢なんてないと感じています。

 

ちょっと驚いて、緊急ブログ書いちゃいました。

 

それにしても、サンナ・マリーンさん、この記事を読むだけでも彼女の繊細さと力強さが伝わってきます。

 

私は普段からこの東京新聞の「筆洗」を読むのが楽しみなのですが、今回のこの記事はその中でも秀逸だと思います。