青木鮎美のブログ「〜描かない鮎は塩焼きにされる〜」2017

青木鮎美の真面目不真面目な日々を綴ります


ブログ始めました

初めてこのホームページへ来てくださった方へ。

初めまして、「画家 青木鮎美 公式ウェブサイト」へお越し下さり、ありがとうございます。

青木鮎美と申します。絵を描いています。

このブログでは、現在進行中の絵についてや、気になる作品、画材についてなどをとりあげていきたいと思います。

真面目に不真面目に取り組んでいく所存です。

お付き合いいただけると幸いです。


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展覧会の準備

「青木さんと三浦さん展」まであと2週間。

出品する作品はホームページに上げている作品がほとんどです。

今日は今回、展覧会を一緒にやる三浦さんについて、少し書きます。

三浦さんとは、20代中ごろから10年以上の付き合いになります。

三浦さんは出会ったころ、まだ10代でした。

互いに切磋琢磨・・・してきた気もします(笑)


彼女の透明感のある絵がとても好きです。

表に出ていこうするエネルギーと、出ていけないエネルギーがぶつかり合ってできた絵だと感じています。

そういう感性の中でしか、表現できない絵だからこそ、みずみずしく感じるのかもしれません。


あまり作品発表の場が多くはない彼女なので、今回一番、彼女の展示を楽しみにしているのは私かもしれません。

そんな三浦さんの絵が観られる展覧会「青木さんと三浦さん展」を、どうぞよろしくお願いします。


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たきぐちみやこ展

本日は、絵描き仲間の「たきぐちみやこ」さんの個展に、横浜・石川町へ行ってきました。

たきぐちみやこさんとは、10年前くらいに同じ美術研究所で同時期に絵を学んでいた時期があり、その頃からの付き合いです。

たきぐちみやこさんは出会った頃から、誰に流されることもなく、自分の絵を追求していました。

10年前も、今も、技術で見せるとか、うまいとかヘタとか、そんなところに彼女はいません。


彼女の描く絵には、冬の早朝のような澄んだ空気が存在します。

 

今回の個展では、水彩画の他に、絵本原画の展示もありました。


丁寧に、色を重ねた作品たち


たきぐちみやこさんが織りなすファンタジーの世界


どこか遠くの異国を旅してきたような気持ちになりました。

 

帰りに個展会場のほぼ裏手にある「山手イタリア山庭園」を散策。 

こんな家に住みたいなって、毎回思います(笑)。


たきぐちみやこさんの個展詳細はコチラです→「たきぐちみやこ展
たきぐちみやこさんのホームページはこちらです→「たきぐちみやこの世界


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青木さんと三浦さん展 その1

展覧会が始まりました。

会場は吉祥寺駅から徒歩10分の場所にあります。
この道で大丈夫かな?と心配になりだした頃に、「はらドーナツ」が右手に見えてきます。
そこから少し進むと蔦の絡まったビルがあるので、そこの1階が会場です。

会場では、15年以上前の作品から、現在の作品まで展示しています。

私の黒歴史、絵本『くろいゆうしゃ』原画も勇気を出して展示中です。

お話の内容は、絵と共にそのうちサイトにアップ予定です。

黒歴史なだけに、サイトアップまでにもう少し勇気が必要です。

しばしお待ち下さいませ。

それでは、会場にて、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。



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青木さんと三浦さん展 その2

展覧会二日目です。

今日はこの展覧会の開催2か月前くらいから現在までに沸き起こった、心の葛藤について書きます。

以下は現在展覧会を一緒に行なっている、三浦さんに普段から漏らしている、私の呟きです。

「展覧会の期日が近づくとともに、何のために作品を発表するのか分からなくなってきた」

「展覧会が始まってしまえば、答えが出るのではないかと期待していたけれど、やっぱり分からない」

「展覧会に、どんな意味があるのか。または無いのか。」

こんなことを、いつもダラダラと三浦さんに話して、彼女を困らせています。

三浦さん、いつも私の話を聞いてくれてありがとう。



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青木さんと三浦さん展 その3

展覧会四日目

あいにくの雨が続いておりますが、展覧会は絶賛開催中です。

 今回は、せっかくなので展示中の作品について少し書きます。

私の大好きな町、板橋区赤塚が舞台の絵本『ぼくはしっている』

これはWEB GALLERYにも少し載せていますが、未出版の絵本です。

なので、このホームページでご紹介する範囲でしか内容をお届けできないのですが、簡単に説明すると主人公の「ぼく」が「おじいちゃん」と神社の中にある閻魔堂に行くお話しです。

ふざけて言うことを聞かない「ぼく」に「うそばかりついていると、こいつに舌を抜かれるぞ」とおじいちゃんが話します。

「ぼく」は夢の中で閻魔様においかけられます。

そんなお話です。

実力不足に加え、大人の事情もありで、出版は難しい作品だと、絵本のワークショップで講師の方から講評をいただきました。

いつか何らかの形で、という思いがありますが、今はそれよりも、面白くて楽しい絵本のアイディアを探すことを最優先にしています。

いつも「すごい名作ができた!」と2週に一編、自信満々で絵本のワークショップに絵本ラフを持って出かけますが、終わる頃には「めいさく」は「めいさく」でも、迷う方の「迷作」だと気付かされて終了します。

 

また一からラフを考えることになるのですが、それでも絵本作りは、最高に面白いです。次は絵本の中でどんなイタズラをしかけようかとワクワクしてしまいます。

子供に、もっともっと面白い世界がたくさんあるよ、ということを伝えられる絵本が作りたいです。

 

『ぼくはしっている』のラフは原画と一緒に展覧会場に置いています。お時間がございましたら、是非、お手にとって中を覗いてみて下さい。



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青木さんと三浦さん展 その4 最終日

展覧会六日目

ついにこの日が来てしまいました。

ついでに台風もきてしまいました。

あっという間の六日間でした。

ご来場して下さった皆さま

心よりお礼を申し上げます。

嬉しくて気を失いそうでした。

出来れば、1時間でも2時間でも、会場でゆっくりとお話をしたかったのですが、時間帯によってはお気遣いいただくことになってしまい、申し訳ございませんでした。

 暖かなご意見、厳しいご意見をいただき、次に進むためのパワーを充電させていただきました。

次回は二年か三年後に、今度は初の個展を開催しようと考えております。

 「青木さんと三浦さん展」

出来れば、まだまだ開催していたかった。

とっても楽しい六日間でした。

ご来場、ありがとうございました!

台風でご来場を断念された皆さま

ご計画をしていただいていたのに、天候不順で申し訳ございませんでした。
次回の展覧会でお会いできることを、楽しみにしております。



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GEKKOSOの色鉛筆

出会いは、世田谷文学館のミュージアムショップでした。

 

大袈裟な表現ですね(笑)

大袈裟かもしれませんが、この色鉛筆をショップで見つけたとき、ずっと探していた相棒をやっと見つけたときのような感動がありました。

 

形といい

大きさといい

重さといい

 

こんなにも、可愛らしいものがこの世にあるのかと思うほどの一品です。

もうどこに行くときも、一緒です。

用途としては、簡単なスケッチや、絵本ラフの色塗りに使用しています。

 

GEKKOSOさんのHPにある紹介文の一説が素敵すぎます。

「旅行カバンにいれて世界中の想い出を描きましょう。」

 

ニクイです。

思い出を、想い出と書くあたりが。


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GEKKOSOの8B芯鉛筆(革カバー付き)

出会いは、世田谷文学館のミュージアムショップでした。

 

もはやこのフレーズを言いたいだけです。

 

これは、私の尊敬する絵描きの星島澤子さんが使用していたもので、以前ご自宅へ遊びに行った際に、一緒にデッサンをしたのですが、そのときに「これ、いいのよ」と貸してくれたのが最初です。

なんといっても、書き心地が滑らか!濃淡も思いのままで、色が綺麗です。

絶対に折れないという安心感も魅力です。

革カバーを外して使用すれば、全体に濃淡を一瞬でつけることができます。

 

主に、絵本ラフや、スケッチで使用してます。


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多摩動物園で動物を描く

 

絵本のアイディア 探しと、スケッチをかねて、多摩動物公園へ行ってきました。

平日とあって、人も少なめです。

おかげでゆっくり観察できます。

どんどんスケッチしていこうと思ったけど、

私、描くのがそんなに早くないので、基本的にじっとしているやつしか描けないことが判明。

 

もう少しサラッとかけるように、練習しよっと。

 

ということで、ヨタカがいい感じでじっとしているので、チャンスです。

目、デカッ

目が合うと、じっと見つめてきます。

「か、かわいい。この子、私のこと好きなんじゃ」

と、思わせぶりな態度をみせてくる女子力の高さ

(メスかどうかはわかりません。)

 

多摩動物公園は現在改装中のところもあったりしましたが、もともと土地自体が広いのと、

アップダウンが多いので全部をまわるのは厳しいです。今回も途中で断念。

 

さかんに動物に話しかけている人もいたりで、私もあれくらいのハートの強さが欲しいです。


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DIYなんてするもんじゃないってわかってても棚を作っちゃう件について

前から、机の上がゴチャついているのはわかっていたんだけど、丁度いいサイズの棚なんてないじゃないですか。

ましてや、作業机用に購入した机だから、引き出しとかもないし。

結果・・・・

こうなるじゃないですか。

きたなっ

机の上、きたなっ

こんな机の上じゃ、能率的な仕事なんかできないわ。

 

年の瀬も迫る天気のいい日

私、決意しました。

やるしかない!

 

ってことで、カインズへ出発です。

カインズ到着

うおっ・・・

引くわ

ほんと引く

もう帰りたい

という気持ちを飲み込んで、杉だかなんだかの木を3,500円くらいで購入。

カット代は1カット50円。

2回カットで100円。

はい、購入完了

っていうのは簡単だけど、この間に木をカットしてもらうのに時間がかかり、一度家へ帰っているので、

カインズと自宅を2往復しました。

もう疲れた。

やめたい。

という気持ちをまた飲み込んで、早速DIY開始です。

 

 

なんやかんやで

ジャン!

完成だよ

机が広くなりました。

棚のサイズは

横1,000×縦750×奥行195(mm)

全部ネジでとめました。

 

そうです。

こんなことしてるから、絵本ラフまったく進んでないんです。

ワークショップで出会った仲間たちと、これからも絵本ラフ書いて、見せあおうねって約束してるのに。

みんな、私まだ1見開きも書いてないよ!

来週が締切なのに、まだお話も固まってないよ!


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ついでにプチDIY~カードゲーム用のカードスタンドを作る~

子供とカードゲームをすると、カードの持ち方が安定していないので、カードの中身がみえちゃんですよね。

すぐに折り曲げちゃうし。

ってことで、

前回の棚DIYのついでに、前から購入を検討していたカードゲーム用のスタンドを作ってみることにしました。

まずは市場調査。

だいたい5本で1,000円くらいが最安値だと分かりました。

「もう、これ買っちゃえばよくね?」

という心の声に蓋をして

さっそく、100均でカードスタンドを購入。

価格は1個100円です。

ガラスカッター(10年前に購入したもの)を使ってカットしようとしたけど、やっぱり切れませんでした。

どうやら、専用のカッターが必要そうです。

 

ということで、カインズで、プラ版専用のカッターを購入。

380円くらいでした。(意外と安い!)

はい、二つに切りました。

ここで注意事項です。

カッターマットの上で切りましたが、プラ版専用のカッターは刃先がかぎ状になっているので、カッターマットの上で切ると、マットが損傷して、凹凸ができてしまいます。

ダンボールとかの上でカットをおススメします。

 

カットしたプラの片面に両面テープを貼ります。

接着剤も試してみましたが、うまく空気が抜けず、見た目が損なわれる為、両面テープがベストだと思います。

接着して、完成です。

今回使用した道具は

・カードスタンド

・プラ版用カッター

・両面テープ

です。

使用してみた感想は、いつもより、ゲームに集中できる感じがしました。すごくいいです。

使用していないときは、ハガキスタンドとしても使えます

写真のゲームは「犯人は踊る」

探偵になって、犯人を当てるか、

犯人になって、逃げきるか

たのしいゲームです。

 

さらにパワーアップしたカードスタンドを作成されたい方は続編ブログ

「ついでにプチDIY~カードゲーム用のカードスタンドを作る、からの~」をご覧ください。

マスキングテープ大量消費できます。



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水張りを失敗したときは

先日、鉛筆で描き途中のデッサンを、水彩等で描きたくなりました。

普通は、描きかけの絵を水張りとかしないんでしょうけど

このまま水彩等で描いちゃうと、紙がボコボコになるし

やってみることにしました。

 

お風呂に水を貯めて、30分くらいつけて、よく水を吸わせた後に、

水張り専用のテープをそれぞれの大きさカットして

水につけて

貼って

乾燥させて

出来上がり

のハズが、

ボコボコじゃん

ダメじゃん

なんだよも~

 

ってことで、ここからが本題

水張りを失敗したとき、あなたならどうしますか

私はこうしました。

 

まず、水張りしたままの板をお風呂にドボン

待つこと30分

つぎに、失敗した水張りテープをはがして、もう一度貼り直し

さっきは、絵のきわきわを水張りテープで固定したから失敗したようなので、

なるべく水張りテープでとめる紙の面積を多めにとって

再チャレンジ。

 

やっぱり、あきらめない気持ちが肝心です。

 

成功です

こんな乱暴なやり方をしないで済むように、日ごろから計画的に、用意周到に、

物事を進めることが大事なんだと、私に言ってやりたい。

 

※水張りの記事一覧は↓のカテゴリリンク「水張り」からご覧いただけます


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KOTOSHI NO OWARINI 2017 その1

コトリンゴさんのライブへ行ってきました

 

あまり絵と関係ない話ばかりはどうなんだろうと思いながらも、好きな歌手や好きな本についても、これからボチボチあげていくつもりです。

 

そうです。

ライブへ行ったのです。

 

感想ですか?

 

愚問です。

 

最高です。

 

最高でした。

 

ラストのアンコールで、コトリンゴさんの歌の中で一番大好きな「たんぽぽ」を歌ってくれて、

 

あー、今日はなんて日だ!

 

と、心の中で叫びました。

 

心が叫びたがってました。

 

会場を出ると、恵比寿はライティングでピカピカでした。

 

この夜景が、今年一番の景色でした。

2017年

 

もう、終わりますね。

 

今年は、衝撃的な出来事が2つありました。

どちらも、良くない方の衝撃です。

 

でも、よくよく思い出すと、いままでどんなことがおきても、全部積み重ねて、今を築いてきました。

 

そうです。

 

年末なので、ちょっと真面目です。

数年前に離婚をして、こんな辛いことがあるのかと思っていましたが、それはただの序章でした。

 

今まで身につけてきたものが何も通用しない世界に放り込まれて、社会の歯車の中で、子育てと仕事だけの毎日に必死で耐えて

 

こんな状況に落ちたことについては、今までの自分に反省点があるんだから、仕方ないんだと思って過ごしていましたが

 

でも、一つ

 

絶対に譲れない気持ちがありました。

 

それは、私は絵描きだ、という気持ちです。

 

絵というのは、その人の精神だと思っています。

だから

もし

仮に

誰も見ていないから、物事を適当に済ませていいだろう、

とか

 

頷けない話でも、適当に相槌をうってノリを合わせればいいだろう、

とか

 

そういうことをしてしまうと

私は絵と向き合えなくなります。

 

こんなことを書くと、大真面目な人間に思われますが

(そうでもない?先日、旅先で射的に行き、玉が無くなって、拾って打とうとして怒られましたよ!)

 

話を戻して、

だから、周りの人間は、頑固な私に苛立ちました。

でも譲れないものは譲れないんです。

 

転機は今の夫との出会いです。

 

2年程前でしょうか

 

結婚って、家庭ってこういうものなんだと、ゆっくりと実感しています。

 

だからなんですが、今後描きたいと思っている絵のテーマの一つは「家族」です。

 

一連の経験が、私に「子供」と「家族」についてを考えさせました。

 

明日のブログへつづきます。



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KOTOSHI NO OWARINI 2017 その2

昨日のブログのつづきです。

 

そして、今年の話

 

酉年

 

厄年でした。

 

衝撃的な出来事の一つ

3月に、長年信頼して尽くしてきた方と決別

そのときに描いた絵が

「怒り」というタイトルの自画像です。

ふと鏡を見たときに、ひどい顔をした自分が鏡の前にいました。

あのとき、なぜこれを描きたいと思ったのか

今なら少し、言葉にできます。

私は、私を取り戻すために、自画像を描こうとしたのだと思います。

 

そして、描いている最中、真綿で首を締められるような気持ちの中にいながら、どこかそんな自分を冷静に見ている私がいました。

ショック慣れなんて、していないつもりですが、

起きた出来事に対して、ここが限界!という自分の境界線みたいなものが、分かるようになり

よく、落ち込んでいるときは、宇宙の事を考えると いいってことがあるように

俯瞰して物事を見る目はついたのかも

しれなくもなくなくなくない・・・

はい、うまく言えません。

 

そして、衝撃的な出来事の2つ目

 

5月に雲取山を下山中、膝の靭帯を損傷。

緊急ヘリで病院へ搬送されました。

(一昨年から、ちょこちょこ山登ってました。)

 

写真は、事故がおきる前に撮影した、雲取山の登山中の景色です。

2ヶ月間くらい、週6で接骨院通ってました。

 

今も走るときは少し足を引きずってしまいます。

 

これは

とても

反省しました。

 

3月の出来事で、少々ヤケになっていた気持ちは否定できません。

 

いろんな方にご迷惑をかけて、本当にごめんなさい。

 

ということで、

主だった厄はこんなところでした。

 

ただ

 

ただです

 

これは裏を返せば、

 

私にとっては幸運な出来事だったのかもしれないです。

 

3月の出来事のお陰で、時間ができて、絵を描く時間を得ました。

 

5月の出来事のお陰で、山に対して恐れを抱けるようになりました。

ケガがこんなに大変なことだと、体で理解しました。

 

だから

 

これは

 

これまでのことは

 

厄ではないです。

 

全部、全部私が必要として、背負ってきたものです。

 

という、全てのことに対しての負け惜しみを吐いて

 

今年を締めくくりたいと思います(笑)

 

皆さま

 

どうぞ、よい年をお迎え下さい。



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