· 

豆本の作り方 6章 ~表紙の作り方編~

 

こんにちは

 

画家の青木です。

 

今回は表紙を作っていきます。

 

表紙の紙は好きな紙を使用してよいのですが、そこそこ相性はあるので

 

いくつか紙を用意して、実験してみると良いと思います。

 

前回までの流れ

 

「豆本の作り方」

 

1章 お話作り、構成編

 

2章 紙の種類、大まかな道具編

 

3章 紙のカットと中身の準備編

 

4章 中身の穴あけ編

 

5章 オリジナル和綴じで中身を縫う編

 

それでは、「表紙の作り方」スタートです。

用意するもの

●ふよう糊

 

●木工用ボンド

●小皿

 

●刷毛(ハケ)

●厚紙

●表紙の紙

 

私はmuseの「江戸小染はな」を使用しています。

●カッター

●スライドカッター ハンブンコ(※持っていれば)

 

 

●A4サイズのきれいな紙

●重い本(※重しになるもの)

「豆本の作り方 6章 ~表紙の作り方編~」

 

目次

 

  1. 厚紙や、表紙の紙を既定のサイズにカット
  2. 表紙の処理を行う
  3. のりが渇くまで15分以上待つ
  4. 背の溝部分の形をととのえる

1.厚紙や、表紙の紙を既定のサイズにカット

以下の表を参考にして、カットします。

複数冊作る場合は、④、⑤は1つずつで良いです。
複数冊作る場合は、④、⑤は1つずつで良いです。
表紙の部分は「ハンブンコ」でカット、背の部分はカッターで切りました。
表紙の部分は「ハンブンコ」でカット、背の部分はカッターで切りました。
世界堂で購入したmuse「江戸小染はな」を使用しています。
世界堂で購入したmuse「江戸小染はな」を使用しています。

2.表紙の処理を行う

以下の表を参考にして、作業を進めていきます。

折りたたんだときに、角の厚紙が見えなければいいので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。
折りたたんだときに、角の厚紙が見えなければいいので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。
私が使用した紙が厚めの紙だったので、跳ね返りが激しく、手で無理やり抑えながら作業しました。
私が使用した紙が厚めの紙だったので、跳ね返りが激しく、手で無理やり抑えながら作業しました。
表紙全体を紙で包む前に、余分に付いているのりは拭き取りましょう。
表紙全体を紙で包む前に、余分に付いているのりは拭き取りましょう。

1.ふよう糊と木工用ボンドを1:1にして入れて混ぜます。

2.表紙の四隅をサイズを確認してカットします。

3.A4サイズの紙を下に引きます。

4.再び表紙の紙をセットします。

5.表紙の紙を片面ずつ外して1で作成したのりを全体に刷毛で薄く塗ります。

6.長辺を折ります。

7.④⑤の厚紙を抜き取ります。

8.反対側の長辺も折ります。

9.サイドに爪で折り目の跡を付けます。

10.短辺も折りたたみます。

11.下に敷いていた紙で包みます。

 

※余分にはみ出たのりは拭き取りましょう

12.重もしになる物を用意します。

 

私は画集など、写真の本よりも重たいものを乗せています。

3.のりが渇くまで15分以上待つ

重しを作成した表紙の上に置きます。

 

 

渇くと、このようになります。

このとき真ん中の背の部分は動かせる状態です。
このとき真ん中の背の部分は動かせる状態です。

4.背の溝部分の形をととのえる

以下の表を参考に進めて下さい。

紙がよれていないか確認しながら行うと、きれいに折ることができます。
紙がよれていないか確認しながら行うと、きれいに折ることができます。
お疲れ様です。あともう少しで完成です!
お疲れ様です。あともう少しで完成です!

これで表紙が完成しました。

 

この表紙と「本の中身」を合体させて、ようやく完成となります。

 

では、今回はここまで

 

次回は「豆本の作り方 7章 ~中身と背の合体、完成遍~」です。

 

お楽しみに~