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青木さんと三浦さん展 その3

展覧会四日目

あいにくの雨が続いておりますが、展覧会は絶賛開催中です。

 今回は、せっかくなので展示中の作品について少し書きます。

私の大好きな町、板橋区赤塚が舞台の絵本『ぼくはしっている』

これはWEB GALLERYにも少し載せていますが、未出版の絵本です。

なので、このホームページでご紹介する範囲でしか内容をお届けできないのですが、簡単に説明すると主人公の「ぼく」が「おじいちゃん」と神社の中にある閻魔堂に行くお話しです。

ふざけて言うことを聞かない「ぼく」に「うそばかりついていると、こいつに舌を抜かれるぞ」とおじいちゃんが話します。

「ぼく」は夢の中で閻魔様においかけられます。

そんなお話です。

実力不足に加え、大人の事情もありで、出版は難しい作品だと、絵本のワークショップで講師の方から講評をいただきました。

いつか何らかの形で、という思いがありますが、今はそれよりも、面白くて楽しい絵本のアイディアを探すことを最優先にしています。

いつも「すごい名作ができた!」と2週に一編、自信満々で絵本のワークショップに絵本ラフを持って出かけますが、終わる頃には「めいさく」は「めいさく」でも、迷う方の「迷作」だと気付かされて終了します。

 

また一からラフを考えることになるのですが、それでも絵本作りは、最高に面白いです。次は絵本の中でどんなイタズラをしかけようかとワクワクしてしまいます。

子供に、もっともっと面白い世界がたくさんあるよ、ということを伝えられる絵本が作りたいです。

 

『ぼくはしっている』のラフは原画と一緒に展覧会場に置いています。お時間がございましたら、是非、お手にとって中を覗いてみて下さい。